このところ、毎週のように出張で新幹線を利用している。その中でグリーン車にまつわるトリッキーな現象に気がついたので、覚書き。
例えば、東北新幹線の郡山-白石蔵王間 (営業キロ:80.1km) を利用する場合、運賃・特急料金の合計金額を、繁忙期、通常期、閑散期それぞれについて計算すると下表の通り。時期により異なるが、グリーン車にアップグレードするには310円~710円の追加料金が必要となる。
| 指定席 | グリーン車 | 差額 |
繁忙期 | 4,050円 | 4,360円 | +310円 |
通常期 | 3,850円 | 4,360円 | +510円 |
閑散期 | 3,650円 | 4,360円 | +710円 |
例外的に、グリーン車の方が安く乗れるケースも存在する。その一例は、東北新幹線と山形新幹線とをまたがり、郡山-米沢間 (営業キロ:86.2km) を利用する場合。繁忙期には、指定席よりも200円安くグリーン車に乗ることができるという、逆転現象が見られる。
| 指定席 | グリーン車 | 差額 |
繁忙期 | 5,080円 | 4,880円 | -200円 |
通常期 | 4,740円 | 4,880円 | +140円 |
閑散期 | 4,400円 | 4,880円 | +480円 |
このような逆転現象は、
(1) 東北新幹線と山形新幹線もしくは秋田新幹線を乗り継いで利用すること
(2) 利用する区間の営業キロが、両新幹線を合計して100kmまでであること
(3) 繁忙期であること
の3つの条件が揃った場合に起こるようだ。
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- 2018/01/19(金) 00:03|
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