最近購入した本から。
『FET式差動ヘッドホン・アンプ』などをWebで公開しているぺるけさんの著書である。FET式差動ヘッドホン・アンプはホームページを参考に実際に作製したこともあり、現在もメインのアンプとして活躍している。
この本は、ホームページの内容がベースになっているということで、特に買う必要も無いと思っていた。また、ラグ板での工作も別に問題を感じていないため、付録のプリント基板もそれほど魅力的ではない。実際に、ラグ板を用いて2台目を作製中である。
それでも購入したのは、第2章の『OPアンプを使ったヘッドホン・アンプ』の内容が気になったから。Web上では、OPアンプを差し替えて音がどうなったという記事があふれている。OPアンプをブラックボックスとして考え、差し替えできる回路か考えずに、音がいいといわれているOPアンプに交換したというケースが多く見られる。それに対し本書の場合は、差し替えできるような回路を設計した上で、きちんと実験している点が興味深かったからである。
それ以外の章についても、データが追加されており、情報量が多くて参考になる。また、本書はプリント基板付きであり、ホームページでは部品頒布も行っており、掲示板での質問対応にも受け付けており、初心者にもおすすめである。
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- 2012/01/14(土) 20:35|
- 電子工作
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