つみたてNISAの口座を開設する金融機関について、いろいろ考えた結果、楽天証券に決定。取扱銘柄数の多さもあるが、楽天銀行口座との連携による利便性の高さが決め手となった。
で、どの銘柄で運用していくかであるが、これまた長考に入ってしまった。時間を掛ければExcelを駆使して過去のリターン・リスクを分析できるとは思うが、今後の運用実績を予想・比較する上で、過去の実績をベースに考えるのはそれほど意味はない。銘柄を選ぶ上で、信託報酬や信託財産留保額など、保有コストが低いことは必須条件である。コストが低い銘柄の中でも、投資ポリシーや特徴が面白そうなものを選ぶことにした。厳密に比較することは諦め、感覚で選んだのは次の3銘柄。
(1) eMAXIS Slimバランス (8資産均等型)
(2) ひふみプラス
(3) 楽天・全米株式インデックス・ファンド
(1) のeMAXIS Slimバランス (8資産均等型) について。3つの投資対象 (株式・債券・REIT)、3つの投資地域 (国内・先進国・新興国) の掛け合わせから新興国REITを除いた、8つの資産クラスに均等に分散投資できる。似た名前の「Slim」が付かないファンドは以前から存在するが、こちらは2017年5月9日に設定された新しいファンド。無印版と比較して、信託報酬や信託財産留保額が引き下げられており、つみたてNISAを意識した商品と言える。なお、取扱金融機関はネット証券会社に限られている。
(2) のひふみプラスについて。リスク分散のためバランス型ファンド (8資産均等型) をベースにした投資を考えているものの、ポートフォリオ的には株式比率を高めに設定したい。当初は日経平均やTOPIXに連動するインデックスファンドの中から選ぶつもりでいたが、比較のためメディアなどで話題の「ひふみプラス」について自分なりに分析してみると、なかなか悪くはない銘柄であるように感じた。インデックスファンドと比較して、高めの信託報酬を差し引いて、それでも好成績を維持しているのは魅力的。また、特徴的なのが、株式の保有比率を50%まで引き下げることができる点。どのような局面でも現金保有が許されず株式に投資せざるを得ない、というのはリスクである。適正な判断ができていれば、相当なリスク回避が可能なのではないかと思う。
(3) の楽天・全米株式インデックス・ファンドについて。株式比率だけでなく海外比率もそれなりに高めておきたい、ということでチョイス。CRSP US トータル・ マーケット・インデックスに連動するバンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI) を買い付けるだけ、ということで投資先が分かりやすい。なお、ETFとはExchange-Traded Fundのことで、上場投資信託と訳されるものである。VTIの構成銘柄数は3626に上り (2017年9月30日現在)、大型株から小型株までを網羅しており、米国の状況を正確に表していると言える。
どういう投資結果になるかは誰にも分からないことであるが、まずはこれで進めてみたいと思う。
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- 2017/12/21(木) 22:35|
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