以前、三洋のLC75366を使った電子ボリュームを作ったことがあったが、ステップが2dBと大きいこともあり、いつの間にか使わなくなってしまった。
PGA2311という電子ボリュームが高性能だという噂は前から聞いていた。これは0.5dBのステップで、+31.5dBから-95.5dBまで増幅・減衰させることができる。しかし、1個2000円近くするし高いなー、アナログ部に+5V/-5Vの正負電源が必要だしめんどくさいなー、ということで敬遠していた。プログラム書き込み済みPICとセットになったキットもあるようだが、リモコンに対応させるには回路の改造だけでなく、プログラムを一から組み直さなければならず、キットを使うメリットもない。
リモコン動作できる高性能なボリュームが欲しいなということで、作製の検討を始めた。データシートを参考にしながら、回路図の作成。コントローラはなんでも良いが、使い慣れたPIC16F648Aを使用。内部発振回路を用いるなど、最大限にポートを使えるようにしている。RA4の出力はオープンドレインなので、4.7kでプルアップしている。キー入力はRA7,RA6に、何らかのステータスを表示させるためのLEDをRA7-0につけた。
部品リスト。PGA2311PAは入手済だったので、後は手持ち部品で作れるだろうと思ったが、部品箱を探してもNJM7905FAが見つからない。
U1,2 | NJM7805FA |
U3 | NJM7905FA |
U4 | 16F648A |
U5 | PGA2311PA |
R1-3 | 炭素皮膜 1/4W 4.7k |
R4-11 | 炭素皮膜 1/4W 1k |
C1,2,4-10,12 | 積層セラ 0.1u |
C3,11,13 | 電解 16V 10u |
D1-8 | OSDR3133A |
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- 2011/11/19(土) 23:48|
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