先日、青春18きっぷを使って、新白河→郡山→会津若松→新津→長岡→越後湯沢→水上→高崎→小山→新白河、というルートで鉄道旅をしてきた。今回の旅の目玉のひとつは、上越線の越後湯沢駅-水上駅間。JR時刻表の巻頭にある索引地図などを見ると、ループを描いていて、小さい頃から気になる存在であった上越線。
上越線といえば、「日本一のモグラ駅」として知られる、土合駅。上りホームは地上にあるが、下りホームは新清水トンネルの中、地下70mのところにある。薄暗い地下ホーム。
改札から下りホームまでは、486段の階段があり、距離にして481mもある。時刻表にも、「上越線、土合駅は改札から下りホームまで約10分かかります。」との注意書きが記載されている。
残念なのは、メディアで取り上げられることも多いため、かなり観光地化してしまっていて、秘境駅スコアとしては低いこと。駅探訪は列車を利用してすべき、というのを他者に押し付けるつもりはないが、他の観光のついでなのだろう、車で訪れる人が多い。すでに無人駅となってしまっているので難しいとは思うが、「乗車以外の目的で乗降場に入場しようとする場合は、入場券を購入し、これを所持しなければならない」という、旅客営業規則第294条を厳密に適用すればいいのに、と思ったりする。
次に、湯檜曽駅でも途中下車。隣駅のように「日本一」などというステータスはないけれど、そのためあまり注目されず、乗降客も車での訪問者も少ない、秘境駅感が満載な良い駅。下りホームはトンネル内、上りホームは地上という構造は土合駅と同じであるが、この駅の各ホームの高低差はそれほどない。駅舎から下りホームへは、若干勾配のある地下通路でつながっている。
土合駅と同じく、新清水トンネル内にある下りホーム。ひんやりした感じ、ひっそりした感じがたまらない。ホームの向こう側がほんのり明るいが、新清水トンネルの高崎側の出口から射し込む光である。
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- 2015/09/12(土) 20:25|
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