最近実験が楽しい。博士時代にはあまりなかったことだ。
修士までは、どうやればうまくいくか指導教員にも分からない状態で、実験者である私が試行錯誤するしかなかった。新しい方法を模索し、道を切り開いてきた。
博士課程から指導教員が変わったのだが、そのときの仕事はゴールまでのシナリオがすでに決まっていたように思う。そして、証拠となるデータをそろえるだけの"作業"になっていたように思う。そういうのが面白くなく、つまらなく感じたのかな。得られた成果はそれなりにインパクトのあるものなんだけども。まぁ、シナリオ通りがつまらないのだったら、その裏をかくような道筋を自分で立てられれば良かったのかも知れないけど。
今は、かなりチャレンジングなテーマに挑んでいる。上司の頭の中にはプランは一応あるのだろうが、強く制約はされていない。年度末まで、自分の計画に沿って実験を進めることができる。どうやればうまくいくか、答えを知っている人はまだ誰もいない。
自分でいろいろ考え、自分で手を動かし、自分で新しい発見をするから面白いのである。
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- 2011/09/27(火) 02:05|
- 日記
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