有休。特に出掛けるところもないので、車整備。
最近、ヘッドライトの曇りがまた気になってきた。ロービームだけでは光量が足りず、霧・雨・雪でもないのに、フォグランプも補助的に付けないと夜道の運転が怖いレベル。また、ディーラーで各部点検してもらうと、「ヘッドライトの光量が足りてませんよー。車検通すには6400カンデラ必要だけど、現状4700くらいしかないですよー。ヘッドライト本体を交換するとなると、左右合わせて8万円くらいかかりますよー。」などと言われ、とりあえず自分で研磨してみることにした。
ヘッドライトの復活というのは作業的には要するに、紫外線で劣化したポリカーボネートの表層を研磨により除去したのち、さらなる劣化を抑制するためにコーティングを施す、ということである。SOFT99の「
ヘッドライトリフレッシュ」は、「ベースクリーナー」(研磨剤) と「ハードトップコート」(コーティング剤) の2液式で、このセットだけで完結できる。しかし、
前回使ってみた感触では、ベースクリーナーだけで表面を整えるのは難しかった。というのは、仕上げ研磨には向いているのだが、表層を削り落す粗研磨には細かすぎ、作業効率が悪いのである。そこで今回は、耐水研磨紙での粗研磨と、研磨剤での仕上げ研磨の2段階で行うことにし、いろいろ買ってきた (マスキングテープ、耐水研磨紙、ピカール、フェルトバフ)。
さらに今回は、オービタルサンダーを投入し、バフ研磨の省力化を図る。このサンダー、もともとは日曜大工のために11年ほど前に購入したもので、使うのは相当久しぶりである。
施工前。だいぶ曇っている。マスキングテープでヘッドライトの周りを保護しておく。
何番の研磨紙から始めるべきか、ちょっと悩んだが、とりあえず1500番からスタート。水で湿らせながら、直線状にキズを付ける感じで磨いていく。左右合わせて30分ほど。この段階では研磨痕のため表面が完全に白濁し、これでいいのかと不安になるが、怖がる必要はない。
次に、2000番。1500番の時とは直交する方向に直線状に磨く。1500番でついた研磨痕が完全に消えるまで、この工程も左右合わせて30分ほど磨く。
最後に、ピカールでバフ研磨。オービタルサンダーを押し当てるだけなので、楽々。2000番の研磨痕も無くなり、透明感を取り戻した。
研磨剤は様々な種類のものが車用として市販されているが、今回はピカールを使ってみた。ピカールだけでも、周りの風景が映り込むくらいの鏡面仕上げができた。よく見ると細かいキズはまだ残っているので「超鏡面」とかのレベルではないが、実用的に十分な仕上がりと感じている。
研磨後には、ヘッドライトリフレッシュのハードトップコート (前回の残り) でコーティングし、施工完了。これで、光量不足ということはないであろう。3時間ほどの作業と2000円くらいの材料費で、8万円の出費を回避した。
施工後の点灯状態。バルブは全部ハロゲンバルブに交換済み。ロービーム、ハイビーム、ポジションは、
PIAAのARROW STAR WHITE (色温度4250K) で統一。
フォグランプは、
RACING GEARのREAL YELLOW (色温度2800K)。
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- 2013/12/13(金) 18:35|
- くるま
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