先日、メインPCが故障した。

MBのFETが激しく燃えているが、電源ユニットで異常が生じ、MBに延焼したものと推測している。とりあえず、メインPCで使っていたHDDをサブPCに移植して、ほぼ元通りの環境に戻した。しかし、サブPCのほうも安物の電源を使っており、同様のトラブルが生じる心配がある。
電源というとこれまで、ケースに付属のものか、2,980~4,980円くらいの安物しか使ってなかった。安物電源の問題点は、安定性の低さという見方もあるが、当たり外れが大きいところだと思う。半年ほどでお亡くなりになる「外れ」もあるし、5年以上使えてしまう「当たり」もある。使い捨てと割り切って定期的に、もしくは壊れたタイミングで交換していけば、ランニングコストを低く抑えれるように思える。ただ、安物ゆえ、保護機能が正しく働かず、今回のように他のパーツを巻き沿いにして死ぬと、多大な損害が生じる。
ということで、信頼性の高い電源ユニットを買うことにした。初期的にはお金がかかるが、3年保証や5年保証のものが多いので、1年当たりのコストで考えると案外安いのかもしれない。
これまで真剣に電源を選んだことがなかったので、電源について少し勉強してみる。電源選びのポイントは、電源容量やコンデンサの品質とされてきたが、最近のトレンドはそれに加え、80PLUS認証や省電力モードへの対応状況というのもあるらしい。また、不要な給電ケーブルが取り外せるモジュラー式も一般化してきており、それも選定の一基準になるようだ。
メーカー、モデル、いろいろありすぎて選定に悩むが、Seasonic、ENERMAX、SuperFlowerあたりから選ぶのが無難らしい。とりあえず、ENERMAX、セミモジュラー式、1000W未満という条件で絞り込んでみると、下の表のようになった。最安値は価格.comで調査 (2013年6月22日)。
80PLUS認証 | モデル | 最安値 (円) | 1W単価 (円) | 発売日 |
プラチナ | EPM850EWT | 24,600 | 28.9 | 2011/10/09 |
EPM750AWT | 17,850 | 23.8 | 2011/10/09 |
EPM600AWT | 16,817 | 28.0 | 2011/12/03 |
EPM500AWT | 16,780 | 33.6 | 2011/12/03 |
ゴールド | ERV850EWT-G | 19,816 | 23.3 | 2011/12/16 |
ERV750AWT-G | 17,700 | 23.6 | 2011/12/16 |
ERV650AWT-G | 14,700 | 22.6 | 2011/12/22 |
ERV550AWT-G | 16,974 | 30.9 | 2011/12/22 |
ブロンズ | ETA700AWT-M | 10,889 | 15.6 | 2013/01/25 |
ETA650AWT-M | 9,981 | 15.4 | 2013/01/25 |
ETA550AWT-M | 8,989 | 16.3 | 2013/01/25 |
80PLUS認証電源は初めてなので、いきなり上位のゴールドやプラチナを買ってもつまらないと思い、ブロンズ認証の中からコストパフォーマンス (W単価) の良いETA650AWT-Mに決定。

本体とモジュラーケーブルたち。

モジュラーケーブルを差しこむ本体側のソケット部分。

サブPCにインストール完了。
電源は、その効果が目に見えてわかるパーツではないので、正確なレビューというのは難しい。特に安定性は、寿命末期まで使って初めてわかるものであり、レビューサイトに転がっているような使用初期の評価から推測できるものではない。ということで、ここにレビューを書いても役に立たないと思うので、省略。
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- 2013/07/13(土) 15:54|
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