昔のフィルムから。
2002年6月9日撮影。このころ、某大学の写真部に入部した。モノクロ全盛期であり、デジタルを使っている人はおらず、フィルムもモノクロフィルム派が9割以上だったように思う。しかし入部当初の私は、それ以前から使っていたリバーサルを、一人使い続けるつもりでいた。
そんな中、ヨドバシにリバーサルフィルムを買いに行った時、モノクロフィルムが目に入ってしまった。モノクロフィルムって安いんだなー。周りの人たちがしているモノクロ写真の話が分からないのって、なんか癪に触るなー。試しにやってみるかー。などと考えたのだと思う。気がつくとNEOPAN PRESTO 400を数本買っていた。
それからというもの、モノクロをメインに活動することになった (2004年くらいまではリバーサルも併用していたが)。
あのとき気の迷いを起こしていなかったら、いろいろ違っていただろうと思う。モノクロ写真をじっくりとやって、その魅力に気がついていなかったら、ここまで長く写真活動を続けていなかったかもしれない。また、モノクロ写真に取り組む中で身に付いた技術はとても大きかったと感じている。何も考えずにリバーサルで撮り続けていたら、もっともっと未熟なまま留まっていたかもしれない。今そう思うと、あのときの出会いが運命だったのかもしれない。
写真は、モノクロフィルムを詰めてテスト撮影に出掛けた、朝方の豊平川にて。函館本線を渡す豊平川橋梁を、河川敷のサイクリングロードから見上げる。
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- 2013/03/16(土) 03:41|
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