前回までで光沢紙にモノクロプリントできるようにはなったが、せっかく搭載されているグロスオプティマイザが機能していない状態だった。
重ね打ち (二度通し) すれば、うまくできそうである。つまり、元画像をネガ反転させたデータを作っておき、通常のプリントした後に、ネガ反転画像をグロスだけでプリントするのである。ただ、反転画像を用意したり、重ね打ちしたり、面倒くさい。プロファイルをいじってどうにかできないか、検討してみた。
光沢紙用の冷黒調プロファイル、「UC_EEnhPhoto-cool.qidf」をベースに説明する (
前回作成したもの)。「Gloss (GL)」が「Not Used」になっているので、「Load Curve」に変更する。Limitはとりあえず60にしているが、テストプリントして様子を見たほうが良いと思う。
次に、グロス用のカーブを描く。「Curve」ボタンを押すと「Curve Points」を編集できる。0で100、50あたりで0に漸近する指数曲線としてみた。こだわりたい方は、もっと厳密に追い込んだほうが良いと思う。
一度保存して、カーブを確認してみる。黒インクやトナーインクの濃度が薄いところに、グロスが多くなるようなプロファイルとなる。
ただし、この方法、一つ欠点がある。輝度255 (8ビットの場合) で白飛びした部分がある画像には向かない。そのような部分ではインク量=0と認識されるため、どのようなプロファイルにしてもグロスを吐き出させることはできないのである (0に何を掛けても0だから)。画像調整する段階で、輝度0~255まで使うべきところを0~254にして、誤魔化している。
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- 2013/01/30(水) 21:51|
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