引き続き、QuadTone RIPでモノクロ写真のプリントに挑戦中である。今回は、光沢紙用のプロファイルを作ってみた (Windows 7 Home Premium 64bit環境、EPSON PX-G930での覚書き)。
前記事でも書いたが、プリセットされているプロファイルでは、黒インクにマットブラックを使用する設定になっている。このため、マットブラックに非対応の光沢紙などではインクがうまく乗らないのである。Curve Creatorで、試しに純黒調のプロファイル (UC_EEnhMatte-black.qidf) を開いてみると、「Matte Black (MK)」は「Gray Ink」、「Photo Black (PK)」は「Not Used」となっており、これが犯人である。
黒インクにフォトブラックを使用するプロファイルを作るには、「Matte Black (MK)」の内容を「Photo Black (PK)」にコピーし、「Matte Black (MK)」を「Not Used」にすればよい。そして適当な名前で保存 (ここではUC_EEnhPhoto-black.qidfとした)。冷黒調 (~-cool.qidf)、温黒調 (~-sepia.qidf) のプロファイルも同様に処理しておく。