前回 までで光沢紙にモノクロプリントできるようにはなったが、せっかく搭載されているグロスオプティマイザが機能していない状態だった。
重ね打ち (二度通し) すれば、うまくできそうである。つまり、元画像をネガ反転させたデータを作っておき、通常のプリントした後に、ネガ反転画像をグロスだけでプリントするのである。ただ、反転画像を用意したり、重ね打ちしたり、面倒くさい。プロファイルをいじってどうにかできないか、検討してみた。
光沢紙用の冷黒調プロファイル、「UC_EEnhPhoto-cool.qidf」をベースに説明する (
前回 作成したもの)。「Gloss (GL)」が「Not Used」になっているので、「Load Curve」に変更する。Limitはとりあえず60にしているが、テストプリントして様子を見たほうが良いと思う。
次に、グロス用のカーブを描く。「Curve」ボタンを押すと「Curve Points」を編集できる。0で100、50あたりで0に漸近する指数曲線としてみた。こだわりたい方は、もっと厳密に追い込んだほうが良いと思う。
一度保存して、カーブを確認してみる。黒インクやトナーインクの濃度が薄いところに、グロスが多くなるようなプロファイルとなる。
ただし、この方法、一つ欠点がある。輝度255 (8ビットの場合) で白飛びした部分がある画像には向かない。そのような部分ではインク量=0と認識されるため、どのようなプロファイルにしてもグロスを吐き出させることはできないのである (0に何を掛けても0だから)。画像調整する段階で、輝度0~255まで使うべきところを0~254にして、誤魔化している。
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2013/01/30(水) 21:51 |
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このところ断続的に雪が降っており、福島空港のある山のほうでは、ところどころ根雪に近い状態になっている。そんな中、雪景色と絡めて撮影すべく、いつものスポットへ向かった。札幌からの到着機、HD84/NH4784便 (737-500 JA8595)。
2013/01/27(日) 23:47 |
ヒコーキ
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同時に3色のインクが空になった (マゼンタ、シアン、フォトブラック)。これまでの印刷枚数、L判換算で255枚。ランニングコスト的にどうなのかな。
2013/01/26(土) 16:52 |
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引き続き、QuadTone RIPでモノクロ写真のプリントに挑戦中である。今回は、光沢紙用のプロファイルを作ってみた (Windows 7 Home Premium 64bit環境、EPSON PX-G930での覚書き)。
前記事 でも書いたが、プリセットされているプロファイルでは、黒インクにマットブラックを使用する設定になっている。このため、マットブラックに非対応の光沢紙などではインクがうまく乗らないのである。Curve Creatorで、試しに純黒調のプロファイル (UC_EEnhMatte-black.qidf) を開いてみると、「Matte Black (MK)」は「Gray Ink」、「Photo Black (PK)」は「Not Used」となっており、これが犯人である。
黒インクにフォトブラックを使用するプロファイルを作るには、「Matte Black (MK)」の内容を「Photo Black (PK)」にコピーし、「Matte Black (MK)」を「Not Used」にすればよい。そして適当な名前で保存 (ここではUC_EEnhPhoto-black.qidfとした)。冷黒調 (~-cool.qidf)、温黒調 (~-sepia.qidf) のプロファイルも同様に処理しておく。
メイン画面に戻ると、Curve Setupの選択肢が増えているはず。
これで、光沢紙にも印刷できるようになった。しかし、PX-G930の特色の一つである、グロスオプティマイザは機能していない。これについては、
次回 。
2013/01/25(金) 00:15 |
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先日の『
フィルム暗室とデジタル暗室 』でぐだぐだと書いたが、結局、デジタル暗室を構築することにした。それにあたって選んだプリンタは、
EPSON PX-G930 である。A4対応で顔料インクタイプで写真愛好家向けのものというと、これくらいしか選択肢がない (染料インクタイプであれば、Canonから何機種か発売されているが)。PX-G930は2006年発売の古いモデルであるが、PX-G900 (2003年発売)、PX-G920 (2004年発売) と改良を重ねてきたロングセラーのようである。今後当面、写真展に出展する予定もないし、A3対応の必要性は無く、これを選択した。
これでカラーでもモノクロでも、自由にプリントできる環境が整い、カラー写真の出力にはとりあえず満足している。しかし、モノクロ写真の色転びが酷い。グレーインク搭載機種にしなかったのは失敗だったのかなー、と考えていたが、いろいろ検索すると、
QuadTone RIP というものを見つけた ($50のシェアウェア)。
これを使うと、このような色転びの問題から解放され、簡単にモノクロ写真をプリントできるようになるらしい。早速導入してみたので、その覚書きである (Windows 7 Home Premium 64bit環境)。上記サイトのDOWNLOADSページから、現時点での最新バージョンのRelease 2.7.2 (QTR_Setup_2.7.2.EXE) をダウンロード。
インストール画面。コンポーネントを選択する画面が出てくるが、「Printing Software」だけでなく、デフォルトでは選択されていない「Curve Creation Tools」もインストールしておいたほうが、後々幸せになれると思う。
起動。スタートメニューに登録した場合、QuadToneRIP→QTRgui。
メイン画面。Printing Modelは「QuadR800」を選択 (PX-G930の欧米モデル名)。ResolutionとSpeedは、「1440x1440 super」、「Uni-directional」が良いらしい。
Curve Setupが肝心なところで、これを調整することでさまざまなトーンを創りだせるが、プリセットされているものでも十分なレベルである。QuadR800用 (つまりPX-G900/G920/G930用) には、
・UC_EEnhMatte-black (純黒調)
・UC_EEnhMatte-cool (冷黒調)
・UC_EEnhMatte-sepia (温黒調)
の3種類が用意されている。なお、これらのプロファイルを使用する場合、マットブラック非対応の光沢紙などは適さない。これは、黒インクとしてフォトブラックでなくマットブラックを使用する設定になっているためで、光沢紙用のプロファイルに作り替える方法は、また
後日 。
2013/01/23(水) 00:46 |
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最近の土日の過ごし方が酷い。どこにも出かけず、ほとんど布団で過ごしている。一日18時間も寝るとか、人間としてダメだと思う。どげんか (どんげか) せんといかん。
2013/01/21(月) 18:12 |
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東京。たった3ヶ月ぶりなのに、ひどく懐かしく感じる。たぶん昨日、『北の国から ’89 帰郷』を見たからだな。
2013/01/04(金) 18:49 |
日記
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完全なる寝正月。猫の平均睡眠時間より長いと思う。ちょっくら東京行ってくる。
2013/01/04(金) 11:18 |
日記
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