昔のフィルムから。

2004年6月12日撮影。
昔のネガを見返していると、ダムらしきものが写った写真を見つけた。木々の隙間から湖とフィルダムのようなものが少しだけ見えるが、いつ、どこで、どういう意図で撮影したものか、詳しく思い出せない。記憶から消えているのは、プリントして残しておかなかったからだろう。プリントした写真であれば、アルバムは時々見返すので印象に残っているが、これはネガのまま埋もれていたようである。
前後のコマの写真から記憶を辿るのと、Googleマップを駆使して、撮影場所を特定。北海道虻田郡京極町の双葉ダム。型式はアスファルトフェイシングフィルダムらしい。このころはダムの魅力など分からなかったし、自分が「ダムマニア」と称される人種になるなんて思ってもいなかった。したがって、この写真に対する思い入れも希薄なのは当然である。
当時免許取り立ての私は、友人と2人、レンタカーを借りてドライブに行ったのだった。道道95号京極定山渓線、今も未開通区間が残っているようであるが、両端からアクセスして通行止の区間を除いた全線を走破。さらに、夕張方面へ向かい、石勝線の楓信号場 (旧 楓駅) を訪れるというマニアックなルートである。昔の手帳を見ると、この日の走行距離は496kmとの記録があった。2人で交代しながらとはいえ、お互い初心者マークなのに結構長距離ドライブだったなー。
最近は撮った記憶が鮮明なうちに少なくともRAW現像まではするように努めているが、「こんなもの撮っていたのかー」と、眠っていた写真との再会も面白いものである。
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- 2017/04/12(水) 22:50|
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昔のフィルムから。
2010年8月18日撮影。この日は日高本線を乗りつぶしに行き、途中下車した絵笛駅を中心に、いろいろ撮影した。日高本線には降りてみたい駅はいくつかあったが、札幌-苫小牧-様似を往復するだけでもかなりの時間がかかるし、苫小牧-様似間は本数も多いわけではないため、厳選する必要がある。
北海道駅前観光案内所の情報を参考に、絵笛駅で途中下車することとした。絵笛駅での待ち時間は約2時間半と、撮影には十分すぎる。
日高本線は基本的に海沿いを走るが、絵笛駅を含む何駅かは例外で、海から若干離れたところに位置する。とはいっても、徒歩でも30分くらいの距離だったので、海岸まで出てみた。
現在、JR北海道乗りつぶし達成に向けて、着々と準備中である。旅程を大体決定し、有休取得の申請まで完了した。乗ったかどうかよく覚えていない母恋-室蘭間 (1.1km) と、来年廃止予定の木古内-江差間 (42.1km) を制覇し、乗りつぶし達成予定。
北海道に住んでいた頃、鉄道は撮影のための移動手段であり、乗りつぶしを最初から意識していたわけではない。適当な駅で降りて、駅を中心にぶらぶら歩きながら撮影する、そういう撮影スタイルであった。それを繰り返しているうちに、いつの間にか、JR北海道の乗りつぶし達成率が8割を超えていたのである。明確に「乗りつぶし」として意識しはじめたのは、この頃だったように思う。
昔の手帳を見返してみると、行程表がちゃんと記してあった。正規運賃で乗ると8830円の行程であるが、一日散歩きっぷのおかげで2200円。
| 2738M | 2227D | 2231D | 2238D | 2843M | 956D |
札幌 | 8:28 | | | | | |
苫小牧 | 9:57 | 10:17 | | | | |
絵笛 | | 13:06 | 15:31 | | | |
様似 | | | 16:01 | 16:27 | | |
苫小牧 | | | | 20:03 | 20:50 | |
札幌 | | | | | 22:01 | 22:07 |
桑園 | | | | | | 22:10 |
- 2013/10/31(木) 01:17|
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昔のフィルムから。
2010年9月5日撮影。
夕張方面へ乗りつぶしに行ったとき、追分駅にて。
そろそろ江差線を乗りつぶしに行かないと。木古内-江差間、2014年5月12日廃止予定である。今のところの未乗車区間は下の2箇所で、JR北海道乗りつぶしの達成率は98.036% (2450.7km/2499.8km)。
江差線 | 木古内-江差 | 42.1km |
室蘭本線(室蘭支線) | 東室蘭-室蘭 | 7.0km |
東室蘭-室蘭間は乗ったことがあるような気もするが、乗車記録が見つからない。乗ってるとすると2003年頃のはずだが、記憶も曖昧なので、とりあえず未乗車区間としてカウントしている。
- 2013/10/06(日) 12:41|
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昔のフィルムから。
2000年12月5日撮影。母校のグラウンドにて。昨日、『ラムネ』を観たせいか、ぼんやりと高校時代を思い出していた。
「昔のフィルムから」のカテゴリで書くのは久しぶりである。このシリーズは、昔の写真をネタに、撮る時に考えていたことなどを書いてみようかと始めたものであった。
話は変わるが、写真に文章は不要だと思っている。写真展で、写真に文章が添えられているのを見かけるが、文章は大体読まないで飛ばしてしまう。写真と文字とでは脳の使う部分が違うので、同時に両方理解しようとすると、混乱してくるのである。また、タイトルが凝った横文字であるのも多々見られるが、語彙力の足りない私には大抵理解不可能である。写真を見せたいのなら、写真だけで完結すべきと思っている。
とすると、なぜ、このシリーズでは写真とともに文章を載せているのか。それは、他人に読まれることを基本的に意図していない、自分用のメモ書き、備忘録だからである。
『ラムネ』を観て、さらにこの写真をきっかけに、とても大切な、忘れかけていたことを思い出せた気がする。映画としての作り込みは甘かったけれど、そういう意味では観てよかったと思う。
- 2013/10/04(金) 02:18|
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昔のフィルムから。
2002年6月9日撮影。このころ、某大学の写真部に入部した。モノクロ全盛期であり、デジタルを使っている人はおらず、フィルムもモノクロフィルム派が9割以上だったように思う。しかし入部当初の私は、それ以前から使っていたリバーサルを、一人使い続けるつもりでいた。
そんな中、ヨドバシにリバーサルフィルムを買いに行った時、モノクロフィルムが目に入ってしまった。モノクロフィルムって安いんだなー。周りの人たちがしているモノクロ写真の話が分からないのって、なんか癪に触るなー。試しにやってみるかー。などと考えたのだと思う。気がつくとNEOPAN PRESTO 400を数本買っていた。
それからというもの、モノクロをメインに活動することになった (2004年くらいまではリバーサルも併用していたが)。
あのとき気の迷いを起こしていなかったら、いろいろ違っていただろうと思う。モノクロ写真をじっくりとやって、その魅力に気がついていなかったら、ここまで長く写真活動を続けていなかったかもしれない。また、モノクロ写真に取り組む中で身に付いた技術はとても大きかったと感じている。何も考えずにリバーサルで撮り続けていたら、もっともっと未熟なまま留まっていたかもしれない。今そう思うと、あのときの出会いが運命だったのかもしれない。
写真は、モノクロフィルムを詰めてテスト撮影に出掛けた、朝方の豊平川にて。函館本線を渡す豊平川橋梁を、河川敷のサイクリングロードから見上げる。
- 2013/03/16(土) 03:41|
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昔のフィルムから。一部、デジタルも含まれるけど。

2011年9月1日撮影。Canon EOS Kiss Digital X。

2012年2月26日撮影。Canon F-1 + Kodak T-MAX400。

2012年6月10日撮影。Canon FTb + Fujifilm PRO160C。
2002年から2007年にかけて住んでいた家の近所の歩道橋からの眺め。札幌を離れてからのことであるが、訪れるたびに、この場所を定点撮影している。使用機材・感材は特に統一するつもりはなく、その時々で持っているカメラで撮っているので、まちまちである。この景色を見ると、帰ってきたなー、という気持ちになる。
この本を本屋で見つけ、急に懐かしくなり、この記事を書くことにした。というのも、まさに同じ場所から撮った写真が載っていたから (p.151、1971年11月23日と2012年5月12日との定点対比)。1971年12月16日に鉄北線の札幌駅前 - 北二十四条間が廃止されるまで、この歩道橋の下にも、路面電車が走っていたのである。
市電が新琴似まで伸びていたことは知っていても、普段この道を歩くときに、それを意識することはあまりなかった。また、歩道橋からの眺めを見ても、路面電車の面影はなく、想像もつかない。このアングルから撮った市電の写真というのは、とても貴重なものである。特に、この景色や市電に思い入れを持っている者にとって。
市電が走る札幌の風景は、撮影したいと思っていたテーマの一つであったが、着手できないまま、札幌を離れてしまった。いつか、時間を見つけてチャレンジしたいと思っている。
- 2012/11/09(金) 01:20|
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昔のフィルムから。
2012年2月24日撮影。札幌に遊びに行って何日間か滞在したのだが、この日は久しぶりに札沼線のキハ (気動車) に乗りたくなり、石狩月形まで。月形温泉で温まった後、帰りの汽車が来るまでの間、駅周辺を散策した時の写真。
札幌に住んでいた頃、冬が近づくと、「温暖化で雪なんかなくなればいいのに」とか毎年のように思っていた。しかし、降り積もって根雪になってしまうと案外気にならなくなるもので、むしろ寒い中わざわざ好き好んで冬景色をよく撮りに行ったものである。雪が作る、独特の"地形"はとても美しい。また、モノクロフィルムで写す、雪の質感というのはたまらないものがある。
北海道の冬の寒さは確かに厳しいが、その一方で夏は、本当に暑いと言える期間は1週間くらいなものである。私は、寒さにはある程度耐えられるが、暑いのにはめっぽう弱い。本州の、2か月近く続く、脳ミソが溶けるような暑さには耐えられないのである。
「北の国から」の黒板純の口調をお借りして、「ボクの体質には、東京は合わないと思われ…。やはり北海道が、合っていると思われ…」とか言いたい。彼とは言っていることが逆だけど。
- 2012/09/04(火) 01:35|
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昔のフィルムから。
2012年1月15日撮影。仙台空港に到着してまず感じるのは、到着ロビーのある1階の天井の高さである。1階と2階とをつなぐエスカレーターには3経路あるが、そのうちの1経路は、小さい中2階を経由する。4本のエスカレーターが、この小さい中2階に集まっている。写真には人は写っていないが、動線が自然とイメージできる。交差点の美しさに似たものがあると思う。
仙台空港のターミナルビルは、1997年完成で、比較的新しい。ウェーブした屋根や丸みを帯びたデザインが特徴的である。中程度の規模の空港ではあるが、とても美しく、見所が多い。
- 2012/08/24(金) 03:41|
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2012年4月頃に行った、カラーネガフィルム撮り比べの写真から (高感度フィルム編)。コメントは、気が向いたら追記するかも。
Fujifilm PRO400。2012年4月21日撮影。
Fujifilm PRO400H。2012年4月15日撮影。
Kodak PORTRA400。2012年4月29日撮影。
Kodak UltraMAX400。2012年4月28日撮影。
- 2012/08/18(土) 23:32|
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2012年4月頃に行った、カラーネガフィルム撮り比べの写真から (低感度フィルム編)。コメントは、気が向いたら追記するかも。
Fujifilm PRO160C。2012年4月21日撮影。
Fujifilm REALA。2012年4月21日撮影。
Fujifilm FUJICOLOR100。2012年4月30日撮影。
Kodak PORTRA160。2012年4月28日撮影。
Kodak Ektar。2012年4月15日撮影。
Kodak Gold100。2012年4月15日撮影。
- 2012/08/18(土) 23:30|
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